磨き時間の省略・短縮
金型を磨く前にイエプコ処理で、表面の変質層を除去し表面を緻密化しておくことで、大幅に磨き時間を短縮できます。特に放電加工後の放電白層の除去や、手では磨きにくいポケットのコーナー部、複雑形状の狭い隙間などへの処理に効果を発揮します。磨き時間が1/10以下になった事例が多数報告されています。
また、鏡面磨きでは粗磨き後にイエプコ表面処理で微細欠陥を閉塞しておくことで、仕上げ磨き後に発見される表面欠陥を改善する事により高品質な鏡面を作る事ができます。
主な対象品
・プラスチック、プレスパンチ、プレスダイ、ゴム、ダイカスト、鍛造、粉末成型など各種金型の
放電加工品、ワイヤー放電加工品。
・複雑形状の金型部品、光学レンズ金型、ディスク金型など
事例1) プラスチック金型の磨き時間短縮(コネクタ型コアピン)
処理前の問題点
コネクタ型コアピンは、サイズが小さく形状もコーナー部があり、手磨きが困難で時間が掛かっていました。また、手磨きでは角をダラしてしまう問題もありました。イエプコの効果
手磨きでは磨きにくいコアピンのような小さな金型であっても、イエプコ処理ならエージェントを吹き付けるだけで簡単に放電白層を除去できます。また、最適なエージェントと吹き付け圧力を設定することにより、角への影響を最小限に抑える事ができるので、コアピンなどの小さな金型にも使用されています。事例2) プラスチック金型の磨き時間短縮(スピーカー型)
処理前の問題点
スピーカー型のように、多くの突起物がある場合は、全てを確実に手磨きすることは非常に困難です。また、手磨きしたとしても膨大な時間が掛かるばかりか、形状を崩したり磨き残しが出てしまう場合もあります。イエプコの効果
イエプコ処理はエージェントを吹き付けるだけの簡単処理なので、短時間で確実に変質層を除去することができます。事例3) プラスチック成形金型の磨き時間短縮(家電外装品)
イエプコ処理であらかじめ、表面のバリやカエリを除去しその後手磨きを加える事でトータルの磨き時間を短縮できます。この金型の場合、トータルの磨き時間が10時間から3時間に大幅短縮しました。その他の磨き時間短縮事例
・プレス金型、ダイカスト金型
金型製作現場におけるその他の効果
・微細加工部への処理
・摺動部のカジリ防止
・放電電極の微細バリ・カエリ除去









